2020年度2Q決算について

当社は先週2020年度2Q決算を発表しました。
1Qと同様に、主に事業についての補足説明をここで書かせていただきます。

2Qは1Qに続き、前年比で減収減益、2Q単体の損益も赤字での着地となりました。

これはやはり4〜5月の緊急事態宣言中の需要減が大きく影響しました。しかしコロナによるマイナス影響もいったんは底を打ったと考えております。

PIXTA事業は、やはり単品販売のマイナス分が大きく響きました。特に緊急事態宣言中の旅行、宿泊、飲食の広告需要減によるものが大きい印象でした。

しかし今年は定額制プランを継続的に拡充しており、新規顧客数、年間契約比率が増加してきております。また月10点プランで解約率の低下に効果のあった繰越機能を全プランに搭載し、LTVの増加も見込まれます。これらは、中長期的な定額制の安定成長に寄与するものと考えております。

また、新たに開始したPIXTAオンデマンド、PIXTAエディターサービスは、PIXTA上での複数サービスによるサイト流入経路の拡大とクロスセル収益を見込んでおり、初動は悪くない状況です。特にPIXTAオンデマンドは、国内の商業撮影1200億円市場に切り込むものであり、これからの成長が楽しみです。

またfotowa、Snapmartも、コロナによる一時的な影響はありつつも6月以降は回復してきております。2016年に開始したこの2つの新規事業が軌道に乗りつつあるのは、この数年間の新規展開の答え合わせとしては悪くない状況だと思っております。

キャッシュカウであるPIXTA素材販売事業が生み出す利益を、他の成長事業に再投資し大きく伸ばしていく、という構造は変わりませんので、一過性の業績はコロナの影響で多少左右される面はありますが、中長期的に成長を続けていける見込みです。

今後も本質的な事業基盤を強化し、全体として成長を続けていきたいと思います。