LGBTQについての取り組みと同質社会

最近、PIXTAとfotowaでLBGTQに関する取り組みをおこなっている。ちなみに今月はプライド月間である。



僕らはビジュアルやサービス面から、少しでも多様性ある社会への貢献につなげようと思いこのような取り組みをしている。

本来であれば、わざわざこういう取り組みをするまでもなく、どんな人でも自分らしく生きやすい社会が理想だと思っている。

しかし現実はそうなっていない。特に日本は欧米に比べてLGBTQに対する制度化なども遅れているが、根本的な要因としては日本人特有の同調圧力、同質性に起因するものだと思っている。

僕がよく学生に伝える言葉で「日本は人と同じで当たり前、海外は人と違って当たり前」というフレーズがある。日本人は古来から農耕民族であり、みんなで力を合わせていっせいに田植えや収穫をしていく。はみ出し者や協力的でないものは村八分にされる。

そのような元来の性質が、LGBTQをはじめ、様々なマイノリティへの理解や許容の妨げになっているのではないだろうか。

さらに俯瞰すると、そのような性質が、ここ最近の日本に閉塞感をもたらしている様々な現象、例えば人口減少、賃金停滞、急速な円安といった要因にもつながっているのではないかと感じる。

同質性が強みになっていた昭和の時代、製造業で日本は世界で稼げていたが、サービス業やITに産業の主役が代わってくると、個人の大胆な発想やクリエイティビティが価値を生み出すようになった。

その状況で日本人の同質性は弱みに転じ、また島国に閉じてしまっていることも相まって、世界の中で相対的に国力が弱まってきたのではないだろうか。

1つの活性化策としては、移民を増やしていくという方法がいいと思っているが、まずは日本人としても多様性を当たり前にし、どんな人でも自分らしく生きやすい社会にしていくことが大事だと思う。

僕らが提供するクリエイティブプラットフォームはそのような考え方のもと、誰にでもフラットに自分らしくチャレンジできる機会を生み出したいと思っているし、多様性が当たり前になる社会にしていくためにできることは貢献していきたいと思っている。

 

今年もありがとうございました2021

今年もコロナ禍が続いていた年であったが、業績としては徐々に回復してきた年でもあった。

昨年の海外拠点の撤退と、今年2月のオフィス移転によりグループ全体の固定費が圧縮され、利益創出余力がかなり増したが、その多くをfotowa事業の広告に投下するという意思決定をした。結果としては、概ね当初の狙いどおりの悪くない成果となり、今後の飛躍につながる一手となった。

PIXTA事業、Snapmart事業も着実に成長を続けている。

また、新規事業のPIXTAオンデマンドは想定以上に順調に立ち上がってきた。やはり言い出しっぺでもある役員の遠藤が直接事業責任者につき、精度高くPDCAを回せていることが大きい。

組織としては、フルリモートでの組織運営が定着し、もはや誰がどこに移住したのか、どこで仕事しているのかも自分はあまり把握できておらず、また地方からのリモート入社組も徐々に増えてきた。

ちなみに僕は8割以上のメンバーには1年以上対面で会っていない。それでも特に支障なく仕事が進んでいくという不思議な感覚であるが、来年はさらにフルリモート組織運営の最適化に向けてアップデートしていきたい。

課題はいろいろありつつも、全体的にはコロナからの回復もあり堅調に進んだ年だった。

年初のスローガンである「開拓者精神」、裏スローガンの「やりきりMAX」、両方ともに一定は体現できたと思う。

来年はまたコロナがどうなるかは予断を許さないけれども、さらに良い成果を出せるようにしていきたい。

ということで今年も本当にありがとうございました。
みなさまお年を!

2021年2Q決算と今後の展望について

先週2021年度2Q決算を発表しました。

全体的にコロナのマイナス影響から脱しつつあり、全事業で好調な業績となりました。

特にPIXTAの定額制を中心とする購入者の増加は大きなポジティブ要因であり、中期的にも成長の土台となってくれると見ています。

また、fotowaの認知度投資の本格化はまだこれからですが、すでに2Q以降予約件数の増加ペースが早まっており、ベースとしてスケールしつつあることを感じています。認知度投資の直近の成否は、七五三件数にある程度は現れてくるものと考えております。緊急事態宣言も続いておりますが、オリンピックを境に、施策は問題なく実行できる環境になったと判断しております。

Snapmartはオンデマンド撮影サービスが軌道に乗りつつあり、巣ごもり消費で好調な業種による、SNSでの販促用写真撮影の依頼が急増しております。

そして上記の足元の業績も大事ですが、私達が最もこだわっているのは業界でNo1となることです。

特にWebプラットフォーム事業はNo1が強くなり続け、2番手以降は逆に衰退していってしまいます。フリマアプリしかり、レシピサイトしかり。

またそれを私達はPIXTA事業で身を持って知っています。PIXTA事業は今もなお盤石なポジションであり、高い利益率を保ち続け、国内市場においては特段リスク要因も感じておりません。

なのでそれに続くfotowaもSnapmartも、いちはやく業界No1になることが何よりも重要です。

今現在、fotowa、Snapmartともに揺るがないNo1を狙える好ポジションにいますし、業界トップになれるという確信を持ちつつあります。ちなみに当時のPIXTAよりも早く成長していることは間違いありません笑(当時とは当然資本力もリソースも違いますが)

参考:fotowaプレスリリース「5つの項目で業界No.1を獲得」

名実ともにNo1になったあかつきには、PIXTAよりもさらに規模も利益も大きくなり、優良事業であり続けることができるようになります。

応援いただいている株主の皆様には、いまだ株価向上を通じて期待に応えられていないことを心苦しく思っていますが、今しばらくお待ちいただけると幸いです。

2020年度通期決算とfotowaへの投資について

先日、2020年度通期決算を発表しました。
通期ではやはりコロナの影響が大きく、創業以来初の減収決算となりました。

業績は需要減の影響を受けましたが、アクションベースでは、特にPIXTA、Snapmart事業ではよい仕込みをすることができました。

PIXTA事業では、定額制の拡充が奏功し利用者が増加、4Qでは久々にPIXTA購入者数が過去最高となりました。

Snapmart事業では、動画アンバサダーサービスを含めたいくつかのトライアル施策を実施し、今後へのよい手応えを感じることができました。

fotowa事業に関しては、コロナの影響でPRの仕掛けが制限されたり、サービスの拡充もなかなか進められなかった側面がありましたが、それでも市場の成長もあり撮影件数が22%増となりました。(4Qでは約28%増)

また今期の業績予想は、コロナの影響を悲観的に見て保守的に設定していますが、直近の動向を見ると、去年ほどの需要減までにはならないのではないかと見ております。


またfotowaへの追加投資部分についてですが、投資金額の割に売上の伸びが少ないと感じられるかもしれません。これは年間通してのコロナ影響による需要減+投資分の上乗せをほとんど加味しておらず、基本的に保守的に設定していることがあります。

今回の追加投資分は、従来の顕在ニーズを獲得していく検索連動型広告とは違い、潜在ニーズ含めて認知度を高めていく手法であり、今年すぐに効果が出るか不透明なためです。

fotowaはサービスとしての完成度は一定レベルに達しており(もちろんまだまだ改善の余地は大きいですが)、とにかく体験してもらえればその良さはわかってもらえると自負しております。これまで利用者の2人に1人は、特に特典がなくとも良い口コミを書いていただけるということからもそれがわかると思います。

しかしまだまだ圧倒的に世の中に知られておりません。子ども写真スタジオ大手と比べても、ターゲット層の認知度でいうと数十倍の開きがあると考えております。

ですので、世の中に存在する、年間数百万件の子ども中心の記念写真需要をfotowaで獲得していくためには、飛躍的に認知を高めていく必要があります。

そのためには、従来型の検索広告やSEOだけではなく、潜在ターゲット層に対してとにかく露出していくこと、またfotowaというサービスブランドが加速度的に拡散されていくようなムーブメントを起こしていく必要があると考えており、その火種をつくっていくことが今回の新規投資の狙いとなります。

狙いどおりにいけば、ターゲット層に対してfotowaが第一想起となり、ニーズが顕在化したときに想起され選ばれる存在になることができます。

今回目標として掲載した、2024年に20億円の取扱高を実現するには、単純平均で毎年60%ずつ成長する必要がありますが、従来のマーケティング手法だけでは足りないと考えております。しかし今回の認知度向上投資が奏功すれば、従来の成長に上乗せされ、十分達成できると見込んでおります。

ただし、効果測定をしながらユーザー獲得していける検索広告とは違い、いつどのように情報が拡散され火がつくのか読みづらいという側面もあります。うまく流れができれば今年の業績に反映されますし、来年か再来年になるかもしれません。

もちろん今回の新規投資分も、しっかり効果測定をしながら、効果が見込めるものに配分を増やしていくようなコントロールはしていく予定です。

ちなみに取扱高20億円の場合、粗利益に相当するネット売上は7〜8億円となり、通常運行で営業利益率は30〜50%になると見込んでおります(ただしそのときにどの程度投資をおこなっているかは状況次第ではあります)。

株主の皆様にはご心配をおかけして申し訳ありませんが、今回のfotowa投資についてもご理解いただき、ぜひご期待いただけますと幸いです。

2021年スローガン!

我が社では、毎年年初に僕がスローガンを決めて全社に発表している。

今年のスローガンは「開拓者精神」とした。

発表するときはさっそうとプレゼンするのだが、最終的に決めるまでのプロセスはけっこう大変なのだ。

毎年年始に、今年やっていきたいこと、会社としての展開を頭に浮かべながら、そこに必要な要素とか足りない部分とか理想の状態なんかを書き出しながら、1番しっくりきそうなキーワードを洗い出していく。

しかし必要なのは、1年間、全メンバーに意識して使ってもらいたい極めつけのキーワードである。おいそれと決めるわけにはいかない。自分自身、本当に腹落ちできるものが必要なのだ。

そして例年のことではあるが、そのうち煮詰まって、他社のスローガンなんかを調べだしてみた。

今回は、某ネット系大手の昔のスローガンからインスピレーションを得て「やりきりMAX」と思いついてみたりしたが、これはいったんお蔵入り。

そしてこれも毎年のことだが、決定打が出てこずに数日間悶々とし、とうとう発表前日となった。

追い詰められ、思考が鈍ってきたときには、このさい「やりきりMAX」でいってまうか、と考えたり、いやそうするとあまりに社風と違いすぎて数人は退職してしまうのではないか、と我に返ったり。

そしてぐるぐる考えながらお風呂に入っていたら、突如とあるシーンが思い浮かんだ(大体最良のアイディアは風呂につかっているときに降りてくる)。

今年は新たな事業拡大サイクルが始まる年で、数多くの未知の取り組みが待っていている。さながら道なき道を突き進み、荒れ地を開拓し、その先の金鉱を信じて全社一丸となって邁進しなければならない。そして未来のゴールドラッシュを実現する。

そう、今年は開拓していかねばならない。開拓者精神が必要なのだ。

こうして無事に、発表前日のお風呂で今年のスローガンが決定した。

ただ「やりきりMAX」もやぶれかぶれで決定しようとした候補ではあったので、あくまでもネタとして、緊張感のあるプレゼンの合間の一服の清涼剤として、気軽な感じで次点の候補として差し込んでみたのであるが、思いのほか受け入れられてしまった。

その後「やりきりMAX」というワードが社内チャットやミーティングで頻繁に用いられ、ひそかに焦りを覚えたものの、徐々に公式版である「開拓者精神」が盛り返しつつあるので安心しているところである。

ということで、今年も「開拓者精神」&「やりきりMAX」でがんばりましょう!

今年もありがとうございました2020

2020年も終わりを迎えようとしている。
今年はコロナで時空が歪んでしまったかのように早く過ぎ去った。

コロナで業績が減速したり、強制的にリモートワーク移行になったりしたが、今年は会社としても節目となる年になった。

2015年の上場後から、複数の海外拠点展開と複数の新規事業を開始した。

そして数年がたった今年、いくつかを撤退し、結果としてfotowa・Snapmartが軌道に乗った。

来年からまた新たなサイクルがスタートする。PIXTA・fotowa・Snapmartの3つの事業ポートフォリオで業績を伸ばしながら、少しずつ新たな種もまいていく。

PIXTAは定額制の成長と利益創出、fotowaは100億円事業を目指し、Snapmartは黒字基調を保ちつつ成長市場での着実なシェア獲得。それぞれの役割があっておもしろい。

そして今年は、改めてピクスタという組織の強さとしなやかさを感じた年でもあった。

一気にリモートワーク体制に移行しても、全メンバーがそれまでと変わらずにうまく業務を進めてくれている。

もともとのオンラインコミュニケーションがメインであったこと、また誰も見ていないところでもしっかりやりきるという行動特性は、経験でも実績でもなくカルチャーマッチを最優先する採用基準と、企業理念に共感して集ってくれたメンバーによるものが大きい。

また、実は組織の最大の強みとしては、表からは見えにくいクリエイティブプラットフォーム事業の構築・運営の様々な知見だと思っている。

各サービスにおけるクリエイター基盤のスケール化、UIUXの高速PDCA、Webトラフィックの拡大など、一朝一夕には得られないノウハウであり無形資産である。それらの知見を、新規事業にも惜しみなく投入できる組織体制となっていることも大きい。

今後の新規事業も、市場選定とポジショニングさえ間違わなければ、一定規模までは成長していける自信もついてきた。

特に今年は、長年の課題であったデータ分析・データ活用が、新任の執行役員メンバーのおかげで軌道に乗りつつある。結果として打ち手の精度がどんどん高まってきた。

企業経営に必要な「ロマンとそろばん」という言葉があるが、僕らはその現代版として「ロマン(理念)とデータ」を大事にしながら、これからもユーザー本位のサービスをつくり続けていきたいと思う。

ということでいろいろありましたが今年もありがとうございました!

2020年度3Q決算について

しばらく来期の予算・計画策定で余裕がなく、やっとブログを書けましたが、先日3Q決算を発表しました。

今回の決算での重要ポイントは、コロナで一時的に凹んでいた各事業の業績が回復基調となり、来期にかけて成長軌道に戻る道筋がはっきりしてきた、というところです。

PIXTA事業は、決算説明資料P11に記載の通り、今年の定額制リニューアルが奏功し、新規契約数、年間契約数などの重要KPIが加速してきております。引き続き定額制の契約数は着実に積み上げていける見込みです。同時に単品販売の前年比減少幅も縮小しつつあります。

fotowa事業は、6月以降コロナの影響が緩和され、順調に伸びてきております。直近のコロナ第3波の影響をあまり感じることなく、今月の七五三シーズンも無事に終えつつあります。fotowaは来期以降、出張撮影サービスのNo1ブランドの確立に向けて重要な局面を迎えつつあると認識しています。

Snapmart事業は、定額制比率が高いマーケットプレイス売上は堅調に積み上がっており、またスポット案件の集合体であるオンデマンド売上は、3Q以降案件が増加しております。

ここにきて全事業が上向きつつありますが、今後のコロナの影響がなかなか読めないところではあります。ただ政府が経済との両立を最低限持続し、社会活動を止めるようなことがなければ、このまま成長軌道に戻れるものと考えております。

全社としては、引き続き本質的な事業価値向上に邁進していきたいと思います。