社長室!

とうとうわが社にも社長室ができました!

遠くから見るとこんな感じ・・・。

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さらに近づいていくと・・・、ん?

一応表札的なものが・・・、

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これはひどい

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さらに中を見ると・・・。

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まるでトキワ荘で起業した直後のようだ・・・。

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・・・真相は3月末でオフィス移転をする予定だったのが、諸事情により1週間伸びてしまい、4月頭に新人が3人入社したので席が足りなくなり畳スペースに僕が追いやられただけだったのでした。。。

週末にオフィス移転します!

続PIXTA起業ストーリー3

前回の続きですが、どうやって売上低迷の状況から抜け出せたのか?

期待させといてなんですが、実のところは魔法のような方法はなく、仮説を立ててひたすら改善を繰り返していたら徐々に販売が伸びてきた、というのが実態でした。

PIXTAは素材を投稿してくれるクリエイターと購入者の間にたち、両者をうまくつなげる役割です。どちらかに偏っていてはダメで、PIXTAも含めたWin-Win-Winを実現させねばなりません。当初は素材を集めること、クリエイターコミュニティ機能の充実に主眼を置きすぎ、購入者視点がないがしろになっていました。

そこに気づいたのがリリースから1年がたとうとする2007年の3月、そこから急ピッチで購入者に向けた施策を打ち始めました。

具体的にはそれまでクリエイターが自由に価格を決められた仕様を改め、サイズごとの固定価格にしました。また検索された際に素材をアクセス順で表示していましたが、いくつかの購入者視点での点数付けをしてその順番で表示されるようにしました。また当初はノーチェックで登録、販売ができていましたが、1点1点審査する仕組みもスタートさせました。

上記以外にも数えきれないほどの改善を行いましたが、リリース後1~2年経ってアクセスも増えてくると、何かの施策を打つと効果があるのかどうかがすぐにわかるようになりました。毎日数千~数万人の購入者の方がサイトを訪れているので、何かを変えたときにすぐ反応にあらわれるのです。

またメディア露出も徐々に増えていきました。最初は週刊アスキーで「写真で稼ぐ」という特集が組まれ、その後の副業ブームに乗り雑誌・TVで相次ぎ紹介してもらえるようになりました。一番効果が大きかったのは日曜朝の「がっちりマンデー」という番組で紹介されたときで、1週間で1万人ぐらいクリエイター登録がありました。

こうして

「クリエイターが増えて良い素材が増える」

 ↓

「素材の増加により購入者が増える」

 ↓

「売れる評判が立ち口コミ等でさらにクリエイターが増えて良い素材が集まる」

という好循環が生まれていき、リリースから約3年でやっと軌道に乗り始めたのでした。

・・次回に続く。

続PIXTA起業ストーリー2

前回の続起業ストーリー1の続きです。

2006年5月31日にPIXTAをリリースしてからは毎日数十~数百点ずつコンテンツが集まり、徐々に素材サイトらしくなっていきました。最初はコンテンツ集めに主眼を置いていたので決済機能はつけずにリリースし、1ヶ月後ぐらいにやっとクレジットカード決済機能を導入しました。

もちろんすぐに売れることはなく、知り合いベースでお情け程度に数点購入してもらってという状態が1~2カ月間続きました。そしてコンテンツが1万点近くになったときでしょうか、8月の暑い日に初めて新規顧客から購入があったのです。

売れたのはウェディングイメージの写真が3~4点、総額6000円の注文でした。今でも忘れもしないその瞬間の正直な気持ちは「ほんとに売れるんだ・・」というものでしたw。5年以上たった今では1日数百件の取引がありますが、クリエイターと顧客が初めて結びついたこの取引がPIXTAの原点であり、それまでの長い準備期間が報われて初めて世の中に価値を生むことができた瞬間でした。

しかし喜びもつかの間、その後も期待したほどにはまったくいかず、数日間に1回ぐらい売れる感じで、年が明けて2007年になってもほとんど状況は変わりませんでした。1ヶ月の売上が数万~数十万円という状況が1年近く続き、しかもその間に複数ベンチャーキャピタルから数千万円の投資を受け、人も10人近くまで増やしていました。

当時は月間数十万円の売上でコストが数百万円かかっていて、まさに生きた心地がせず、毎日が針のむしろ状態でした。コンテンツは増えていても売上が比例しなかったのは、今から思えばサービスとして本当に顧客目線で考え抜いていなかったのだと思います。

もちろん何もしていなかったわけではなく、デザインを刷新してみたりまずはフリー素材を簡単にダウンロードできるようにしてみたり、メディアに取り上げてもらえるよう働きかけてみたりと考えられることは全部やってみたつもりでした。しかし状況は一向に変わりませんでした。

はたしてその状態からどうやって抜け出せたのか?

・・・はまた次回書きたいと思います。

続PIXTA起業ストーリー1

創業時に書いていた起業ストーリーですが、ある部署からの圧力により続きを書かなければならなくなったので(T_T)、頑張って書いていきたいと思います。

※1回公開しましたが、内容が薄すぎるとさらに圧力がかかり追記しました(T_T)。。

今のPIXTAは2006年5月31日にリリースしたわけですが、実はリリース2ヶ月前まで違う内容のサイトで展開する予定でした。その名もスクーピー、すでにscoopy.jpというドメインも取得していました。

サイトの内容としてはカメラマンの投稿型販売サイトというのは一緒でしたが、投稿される写真としてまさにスクープ写真、ニュース性のあるものに特化する方針で、販売先はテレビ局や新聞・雑誌社、ニュースサイトを考えていました。

アイディアとしては斬新だったと思いますが、事業内容が固まった段階で10人以上の業界の方にヒアリングしてみたところ、ニュース性のある写真で使用される多くは著名人のものが多く、投稿型ではマッチする可能性が低いという結論になってしまいました。

そこで投稿型でもいわゆるイメージ写真、クリエイティブ素材からまずはスタートすることになりました。それであればアマチュアカメラマンでも十分良いものが集まるだろうと目論んでのことでした。そしてサイト名をPIXTAドメインもscoopyではなくpixta.jpを取得し、今の原型のサイトがリリースされたのでした。

今もあのままスクーピーでスタートしていたらどうなっていただろうと思うこともありますが、その後イギリスでscooptという同じコンセプトのサイトがリリースされましたがあえなく閉鎖となってしまったので、やはり厳しかっただろうなぁと思います。

今回はここまでですが、次回はリリース前後のリアルなお話を書きたいと思います。

----------ここから追記----------

さてサイトのコンセプトも決まり、あとは仕様を決めてサイトを組むだけ。

・・・とは簡単にいかず、ここからリリースまでの2ヶ月間は思い出すのもつらいほど大変な期間でした。。。

何もないゼロの状態から、カメラマンが写真をアップロードして価格をつけて(当時は自由価格制でした!)タグをつけて販売され、それが顧客から検索されて決済が済んでダウンロードされるという仕組みを創り上げなければなりません。

アップロードできる画像のルールは?

価格は写真1点10万円でもいいのか?

タグは何個までつけられるべきか?

適度は画像サイズはどのぐらい?

検索結果は何点表示するのが適度なのか?どういう順番で?

決済は何が必要?

などなど、決めなければならない仕様が無限にあり、しかもそのときのメンバーは実質僕とプログラマの2人だけ。。

僕がほとんど1人で設計しなければいけない状況でした。

(リリース1ヶ月前にエンジニアの役員が加わってくれてかなり助かりましたが)

途中で何度も投げ出したくなる衝動に駆られながら、根気良く1つ1つ仕様を決めていき、大体固まったのが1ヶ月後。その後サイト制作にかかりました。

しかし社内にプログラマはいてもデザイナーはいないため、そして新たに雇う時間も外注する余裕もなかったため、ここでまた覚悟を決め、CSSの本を2冊買って2日で読み込み、僕がデザインを開始したのでした

1日15時間以上はひたすらHTMLとCSS制作に没頭し、経理作業など他の仕事がたまりにたまりながらもなんとか形になり、エンジニア2人が神がかり的な速度でシステムを組み、制作開始からなんと1ヶ月でリリースすることができました。

その苦労が実ったのかPIXTAは良い感じでスタートすることができました。その当時のブログはこちら

当時は人間やる気になればできるもんだと思ったものですが、同時に制作の仕事は性に合っていないなぁと実感したことも良い思い出ですw。

今年もありがとうございました2011

今年ももう終わりですが気付いたらもう4ヶ月もブログを更新してなかった。。

楽しみにしている人はいないと思いますがすみませんでした。

今年は震災があってそれから数ヶ月はいろいろ混乱もありましたが、その後は総じて良い展開となりました。

PIXTAのコンテンツ数は200万点を超え、参加クリエイター数はまもなく10万人となり、取引数も急増しています。社内体制としても良い人材が集まり、年始の2倍程度の陣容となりました。

また国内では最も優れていると言われるベンチャーキャピタルにも株主になってもらうことができました。

ということでいよいよ国内・海外ともに積極展開できる段階になってきています。

来年にはいくつか大きな施策を行う予定で、今からワクワクしています。

PIXTAクリエイターの皆様、株主の皆様、スタッフのみなさんと一緒に来年も一丸となって頑張っていきたいと思います。

今年もありがとうございました!

良いお年をお迎えください。

今年も残り1/3、そして6周年

今年も早くも9月に突入ですね。

今年は震災があって非連続な期間が間にはさまったからか、いつになく早くすぎる気がします。

そして遅ればせながら8月25日でピクスタ設立6周年でした!

(お祝いをいただいた皆様ありがとうございました)

会社として6年がたったということで、もはやスタートアップという期間はすぎて、ミドルステージとして立派に成長していかねばと思っています。

幸い良い人材がどんどん集まってくれており、さらなる成長への土台は整ってきました。

※ちなみに会社サイトのメンバーページを更新しました

またここ最近顧客回りをしていて、直に様々なニーズをお聞きしているとPIXTAののびしろはまだまだ大きいと実感します。

(普段はオンラインでのやり取りのみなので、定期的に直接顧客の声を聞くということは大事なことですね)

もっともっとPIXTAが世の中に必要な存在になれるように、やるべきことをきっちりやり切ってミドルステージにふさわしい成長を果たしたいと思います。

チームMATSUDO

こんにちは、最近社内ではエアコン奉行と呼ばれている古俣です。

こないだ2人のエンジニアが入社したのだが、なんと2人とも住まいは僕と同じ千葉県松戸市だった。。

選考段階ではそこが一番ネックだったが(嘘)、入社後に「僕と帰宅時間はずらすように」と訓示しておいた。

今後はチームMATSUDOとして渋谷近辺のラーメン・つけめん巡りをすることになるのだろう。

ちなみに松戸も渋谷に負けないラーメン激戦区である。こないだの日曜日、夜の息子の誕生会のために嫁はコストコに買い物に言ったので、前から行かねばと思っていた中華蕎麦とみ田に行こうと決めた。とみ田はあの六厘舎と並ぶつけめん有名店で家の近くにあり、いつも50人ぐらい行列を作っていたので、心して開店15分前の10時45分にに到着した。

しかしすでに50人近く並んでいて、店員に聞いたら2時間待ちぐらいとのこと。先頭の人は8時過ぎから並んでいたらしい(ドラクエ発売日か・・)。そしてその時点で30度ぐらいあったので残念ながら断念した。

2時間待ってやっと食べられるつけめんの味とはいったい・・

中華蕎麦 とみ田