これからの時代にマッチするサッカー型組織とは

こんにちは。先日京都で開催されたRuby会議というエンジニアイベントのスポンサーになり、社長である僕も参戦すべきかと思っていたところ、25歳のエンジニアに「古俣さんはこの業務に関しては戦力外です」と冷静に戦力外通告された古俣です。

ところで先日とある取材でプライベートの趣味を聞かれまして、欧州サッカー観戦と答えたのですね。

特に僕はイングランドプレミアリーグマンチェスター・ユナイテッドというチームが好きで、1999年から足かけ17年のファンであるということ、さらにマンU の伝統的なサイドアタッカーの系譜などについて熱く語ってしまったのですね。

それで案の定、サイドアタッカーの話には特に興味は持たれなかったのですが、記者の方に「元々サッカーをやっていたんですよね?」と聞かれたのですが実はサッカーをやったことはありません。

「ではなぜサッカーが好きなのですか?」とたたみかけられ、改めて自分でなぜ野球でもなくバスケでもなくサッカーを見ることが好きなのだろうと考えてみました。

そのときに頭に浮かんだ理由は下記の点。


◯プレーの自由度が高い・・・試合中は常に選手個人が各自で判断して動く自由さ。またユニフォームは決まっているが、それ以外の髪型やタトゥーなどのスタイルは自由

組織のフラットさ・・・ポジションは選手の適性により監督が決めるが、ポジションによる優劣はなく、それぞれの役割があるだけ。また年齢や経験などは関係なく、能力が高ければ活躍できる

全員の当事者意識・・・サッカーは基本的に点が入りづらいので、点を取るために全員が連携し、全員で攻撃や守備をする必要がある

総じていうと、サッカーはオープンでフラットで自由な世界観で、それが自分に合っていて好きなのだなと。そしてそれはピクスタが志向する組織と通じているのだなぁと改めて思いました。

僕らはサッカーの組織のように、ゴールは点を取って勝利することが明確に決まっているが、そこに至るプロセスはメンバーの裁量に委ねられている。また各メンバーが会社全体の状況を把握しながら、必要なら自分のポジションを超えて貢献が求められる。またポジションはあるが上下関係はなく、社長も部長も役割の1つである。そして年齢や実績や性別などには関係なく、能力と成果と人格によってどこまでも活躍できる範囲が広がる組織でありたいと思っています。

またサッカーの場合、監督の仕事も、逐一動きを指示するのではなく、基本的には人事(どの選手を先発させてどのポジションにつけるのか)と戦略(どのフォーメーションを採用するのか、攻め重視か守り重視か)を決めることが大部分だったりします。これらが企業経営における経営者(監督)の仕事ととても近いのです。

加えて1986年から27年もの間、マンUの監督を務めて黄金期を築いたアレックス・ファーガソン監督のスタイルもとても好きでした。

自由度は高い中でも一定の規律を設け、プレーの怠慢は一切許さず、常に全力を出し切ることを選手に求めた

選手の最適なポジションが固まるまでは、いろいろなポジションを試してあげた。1つのポジションで結果が出なくても、忍耐強く他のポジションで試すことが多々あった。

まだ時期尚早な若手にも試合に出るチャンスをマメに作っていた。その中から早期に頭角をあらわす選手が生まれ、層がどんどん厚くなっていった。

相手のラフプレーや審判の微妙な判断には容赦なく怒りをあらわし、ピッチの横で自分も一緒に戦っていた。極端な負けず嫌いでもあった。

上記のようにファーガソン監督は目の前の試合に勝つことだけを考えていただけではなく、長期的なチームづくりを踏まえて組織づくりをしていたことがわかります。ファーガソンの監督方針が好きで、マンUが好きになったのかもしれません。

そしてこれからインターネットがますます浸透し、あらゆる世界でフラット化が進んでいく時代には、サッカー型組織がマッチしていくのではないかと僕は思っています。

ちなみにファーガソン監督が引退した2013年以降、マンUは低迷が続き、僕自身も上場前ということであまり試合を見れなくなったのですが、今年はモウリーニョが監督になり、ポール・ポグバイブラヒモビッチなど楽しみな選手の補強もできたので、久々に毎週テレビ観戦するようになりました。

僕も短期的な成長と、長期的な組織づくりを両立できるよう、そして将来インターネット業界のファーガソンと呼ばれるぐらいになっていきたいと思います。(強引なオチですがあしからずw)