リリースラッシュ

2月は過去に例を見ない数のリリースラッシュでした。ざっと羅列すると下記の感じになります。

・2/3 ZEKKEIサイトリリース [ URL ]
・2/10 テンプレート素材リリース [ URL ]
・2/12 出張撮影マッチングサービス「fotowa」ティザーサイトリリース
・2/22 PIXTAタイ語版リリース [ URL ]
・2/24 PIXTAフルリニューアル
・2/29 「fotowa」本サイトリリース [ URL ]
・3/3 PIXTAスマホアプリリリース ←イマココ [ URL ]

それぞれ意味合いは違えど、本質的には「顧客の創造」+「顧客への提供価値を高める」という活動です。

PIXTAのこれまでの10年間を振り返ると、4年弱をかけて0→1を乗り越え、1→10を5年かけて達成し、当然次は第3ステージとして10→100を目指すことになります。しかしこれまでと同様のスピード感でやっていると10年以上かかってしまいます。その間に競合環境や市場動向はもっと早く変化し、むしろ成長が止まりかねないという危機感がありました。

そこで昨年9月の上場を契機にこれからの方向性を経営陣で議論し、大きくは「顧客基盤を増大させる」「サイトの価値を徹底的に高める」ことを2大テーマとして定めました。そのために必要な施策をすべて洗い出し、これまでにないスピード感を持って、かつ不確実性の高い施策でも可能性があれば躊躇なく挑戦しよう、という姿勢を持つに至りました。

その最初の成果として、まずは2月のリリースラッシュにつながりました。この短期間でこれだけのリリースをしきったという成果は誇れる一方、気が重くなっていることも事実です。それはなぜか。

これまでにも僕たちは様々な取り組みをしてきましたが、どれも始めるのはそれほど難しくはありません。難しいのは、それぞれをリリース後に、ユーザーにとって本当に価値あるサービスや機能にまでブラッシュアップしきれるかどうか、だと思っています。

そしてその活動は本当にしんどいものです。正解がない中で限られたデータやユーザーの反応を見ながら仮説を立てて改善を実行していく、しかしそのほとんどがはずれる、という冷徹な事実が待っています。そこを乗り越えるためには気が遠くなるような作業が必要です。

例えるならほとんどボールが見えない暗闇の中で、バットを何度でも振ってボールに当てなければいけないという状況、または広大な砂漠の中から砂金を探し当てねばならないという状況です。

しかしさらに大きく成長を果たすためには、その活動を避けて通るわけにはいきません。むしろそのPDCAをいかに高速に回し、大量のはずれの中からいかに正解を1つずつ見つけていけるか、という挑戦になります。

それぞれのチームがその気が遠くなる作業を本当にやり切ったときに、僕らは次のステージ、10から100への道筋が霧が晴れたように見えてくるのだと思っています。

チームピクスタの皆さん、この数ヶ月は限られたリソースの中で、ほぼスケジュール通りに多くのリリースをしきってくれたことは本当におつかれさまでした。

僕らは休む間もなく次のステップに進まねばなりませんが、その先にある「インターネットでフラットな世界をつくる」という理念の実現、また2020年の大きなビジョンを達成するためにも、また前を向いて一緒にがんばりましょう。

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