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続PIXTA起業ストーリー5 数々の失敗

初期の頃からお付き合いいただいているクリエイターの方はご存知だと思いますが、PIXTAはこれまで数々の失敗をしてきました。特に新規サービス・新機能として満を持してリリースしたものが期待外れに終わり、あえなく終了となったものが多いです。

具体的には


◯購入者の方が欲しい素材の要望を登録しておくと、PIXTAユーザーが検索して関連素材を提案できる「探してPIXTA!」

→(提案内容から購入せずに結局自分で検索して購入してしまったり、無関係な提案が多く来たりという状態が続いたため一旦終了となりました)

◯オリジナル撮影案件を受注し、PIXTAクリエイターにマッチングする撮影サービス

→(発注はそれなりに来ましたが、単価が高い案件ほど調整が大変で、本業の素材販売に支障が出てきたため中止となりました)

◯購入者の方がPIXTAの素材を使って制作した制作物を登録して宣伝可能な「PIXTAショーケース」

→(登録数があまり集まらず、またホームページ制作に偏ってしまったため中止となりました)


などなど。。

これ以外にも数えきれないぐらいの失敗をしていますが、中でも過去最大級なのがPIXTAリクエストサービス」です。「探してPIXTA!」と似ていますが、購入者の方の「こんな素材が欲しい」というリクエストに対して、クリエイターが実際に素材を撮影して提案できるサービスです(すでに持っている素材でも可能)。


PIXTAリクエストサービスは事業構想段階からあったもので、素材販売と並ぶ事業の柱とすべく2007年の2月に立ち上げました。当初は注目度も高くリクエスト依頼がそれなりに来ていました。しかし依頼者の期待とクリエイターの提案内容のギャップ、また実際に素材が提案されるまでのタイムラグに問題があり、なかなか成約にはいたりませんでした。

そのうちに素材販売のほうは順調に立ち上がり売上も伸びていきましたが、リクエストサービスは月間数十万円のまま横ばいが続き、3年ぐらいたったところでこれ以上手をかけても見込みがないと判断してあえなく閉鎖となりました。

僕としてはオリジナル撮影とストックフォトの中間を埋められる、これまでにない新しいサービスを生み出せるのではないかと期待していたのですが、そうはうまくはいきませんでした。

ただ可能性は今でも十分感じているので、しかるべき時期に形を変えて再挑戦してみたいと思っています。

またユニクロ柳井社長の著書「一勝九敗」や、名著「ビジョナリーカンパニー」の「大量のものを試し、うまくいったものを残す」というフレーズにもあるように、失敗は成功の過程では必要不可欠のものであると思っているので、これからもたくさんのトライをして事業を磨き上げていきたいと思います。